時間

2019年春のタナビケ写真館、無事終了しました。おいでいただいた皆さま、本当にありがとうございました。

 

タナビケ写真館としては今年で3年目。

毎年来てくださる方のお名前と顔が一致してきて、お子さんの成長も見えてくるようになり、それがなんとも嬉しい。

 

写真の力というのは大きい。それは一枚だけでも強さをもつものもあるだろうけれど、複数が合わさり、さらに大きな力を持つものもある。

一年前に撮った写真とその一年後に撮った写真、その間に在る時間も、そこに写り込んでくれるようで、そんなとき、写真はまた異なる意味を持ってあらわれる。

時と時の間が見えてくる写真であればいいなと思う。

 

一年前の写真。

 

 

 

 

 

 

タナビケ写真館の最終日の昨日は、3月11日。

 

数年前、現像していないフィルムがあったので、現像してみた。

それは、あの震災のあった一年後に、その地に赴いた時の写真だった。現像できずに置いたままだったのだ。

震災から一年経っているというのに、その風景は、あの日に起きたことをそのまま伝えているようだった。

あの時感じたどうしようもないほどの無惨さや恐怖を、その写真を見るまで、阿呆な自分はすっかり忘れていたようで、

その写真は一瞬であの日に引き戻し、その時の記憶を重く蘇らせた。

 

昨日もその写真を見て、3.11について、自分なりに思い出した。

 

 

 

 

写真にはいろんな力がある。

それはある光景を思い出させたり、ある日の一瞬を愛おしいものとして残してくれたり。

それに携わる以上、そんな写真の力を信じ、そこから何かを見出し、日々を生きられればと思う。

 

コメント