思ったこと

中学生の頃、ギリギリ、人には言わないにしても心のどこかでまだプロサッカー選手になりたいなどと思っていた。

到底かなわぬ夢にしても、その頃は今思い出すだけでも吐きそうになるような厳しい練習に耐え、それに応じるように、どんどんうまくなっていく感覚があったからだろうとは思う。ただその小さな想いもいつの間にか消え、異なるものへと変わっていった。

 

W杯で戦う日本代表の選手を見ながら、そんなことをふと思い出した。

 

たぶん、あのグラウンドに立っていた碧い人たちは、小さな頃の夢はプロサッカー選手ではなく、そんなのを通り越し、日本代表としてW杯で優勝することだったんだろうし、厳しい練習に耐えたのではなく、世界に通用する練習を求め、それをただひたすらにやり続けた人たちなのだろう。

 

最近、筋トレのアプリを見つけ、やり始めたのだが、僕の限界を超えていることも露知らず、次々と新たな筋トレを指示し、実行させる。こちらも意地になりそれについていこうと頑張ると、おそらく中学や高校のときぶりぐらいの尋常ではない汗をかいていた。それを終えたとき、疲れたというよりも驚きの方が大きかった。

限界というのは自分の意志によって決まるのだろう。だからこそ、一人であれば、その限界に達すれば、普通はやめるのだ。でも僕はこのとき、情けないながらも機械によって、自分でつくる限界を超えさせてもらっているようだった。

 

そんな汗びっしょりの空っぽの頭の中にふと思ったことが一つあった。それは、プロッフェショナルというのは、自分の限界を知りつつも、それを自分自身で超えていこうとし続けられる人なのだろう。そう、自身の中に監督でありトレーナーのような厳しい視点をも常に持ち続けられる人なのだろう。今回の日本代表は少なくともそんな人たちばかりだったように思う。

 

今更ながら、 自分もプロフェッショナルになりたい、と思った。 

 

 

話は変わり、今日は 7月7日。

大切な日。

どうかはやく雨が上がりますように。

 

 

 

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