つづく

家の前、川を挟んだ向こうの窓から時々、猫が顔を出していた。

妻と二人、それを見つけると、家を出るときの小さな幸せのように感じていた。

いつか、その家から人の気配は消え、猫も顔を出さなくなった。引っ越したようだ。

それからはその窓を見ると、寂しさのようなものを日々小さく感じている。

 

先月から、閉店を迎えるお店の方を撮らせていただく機会が二度ほどあった。

続いていたものが終わるということはどんなことか、そしてそのつづきを、顔が語っているように思った。

 

始まると終わり、そして終わると始まる。

大きくても小さくても、日常の流れのなかの機微を大切にしながら心に留めておきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント